お勉強

○11月2日、東証グロース市場250

昨年4月に市場区分変更があり、マザーズ市場という名称がなくなりました。
ただ指数はそのまま残存、連続性を担保しつつ段階的に新指数「東証グロース市場250」に向けて調整が行われました。
指標の継続性の観点から、2022年10月の定期入替の結果除外となる銘柄については、段階的ウエイト低減銘柄とし、2022年10月最終営業日から四半期ごとの最終営業日に3段階で構成比率を調整し、2023年4月最終営業日に除外することとしていました。
今年4月の時点で銘柄数は294銘柄
(約250銘柄じゃないのは昨年の10月以降に新規上場した銘柄が組み入れてるからですかね)

そして新指数の定期入替月でもある10月に大幅な銘柄入れ替えが行われました。

追加26、除外84
10月以降に新規上場した銘柄を指数に加えていき、年1回時価総額上位約250銘柄に組み入れ直すって事なのでこれくらいの数になっちゃうんでしょうか。
ただ時価総額低い銘柄の入れ替えなので指数自体へのインパクトは小
個別銘柄の影響は・・・10末どうでした?w
あんまり話題にはなってなかった気が。

という事で既に銘柄の入れ替え自体は終わっているので月曜から名称だけが変更になり、東証グロース市場250指数の船出となります



マザーズという名前からは卒業です。さようなら、おかあさん。
Market of the high-growth and emerging stocksの略だったらしいw

【触ったやつ】
・3677 システム情報
・7298 八千代工業
・8168 ケーヨー
・9983 ファーストリテイリング

【今日の出来事】
(株探より)
テイカ---大幅反落で下落率トップ、業績下方修正で通期営業益は従来予想比半減へ

新高値:185銘柄
新安値:45銘柄


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※タイトルの冒頭記号はデイトレード及びオーバーナイト分の勝敗。2日以上の保有ポジ決済分はノーカウント。
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日経225マイクロ先物・ミニオプション上場

発表されて約半年、いつの間にやらその開始が迫ってました
5月29日(月)

その昔、日経225mini先物が2006年に上場し盛り上がった時代よもう一度と期待したい所ですがツイッター見てても注目度はイマイチでしょうか。



miniの10分の1のサイズで売買できます
呼値の単位はminiと同じ5円

これ単独で見るとどこまで需要あるんだろうとは思いますが、下記のミニオプションのデルタヘッジなどする際にあったら便利。
ミニオプションのためのマイクロ先物上場と思ってます。

私が知らないだけで今以上の小さいサイズで先物やりたい層が潜んでいるのかも知れませんが...
CFDやレバレッジETFからどれだけ誘導できるか?




日経225オプションの10分の1のサイズで売買できます
呼値は日経225オプションと同じ

Weeklyオプションという概念がないというか内包されているというか、限月が各週に設定されていて毎週金曜SQ

オプションは試しにやってみたくても最低投資単位が大きくて気軽に売買できないという声は複数聞いた事あるので一部にニーズは確かにあります。
気になるのはマーケットメイクがちゃんと板を提示してくれるのか。
板なくても通常の日経225オプションの板見ながら指せばいいっちゃいいんですが。


どの証券会社が初日から対応してくれるのか?
ググった1ページ目にはネット証券のサイトがヒット

楽天:(たぶん)初日から(一般的な話なのか自社の話なのかはっきりしない)
松井:マイクロ先物は初日から (ミニオプションに関しては見当たらない)

松井がミニオプションやってくれないのは痛いな。
カブコム出遅れ。様子見?
他の証券会社はどうなんでしょう。使う事ないので調べないですが、岡三オンライン証券なんかは逆に年末までに先物・オプション止めちゃいますからね...。

さて、一応今日は早く寝て明日早く起きるか(願望)

○9月16日、来週からJ-GATE3.0がやってくる

各証券会社からメール等で案内来てると思いますが、来週初めからデリバティブ売買システムJ-Gateが3.0に生まれ変わります。
その関係で明日のナイトセッションは行われないのでご注意ください。
PTSの方で頑張ってください。


J-Gate3.0について1本記事にしようとしましたがJPXのサイトがよくまとまってるのでそっち見た方が早いですw
J-GATE3.0稼働に伴う取引制度の見直し等
でこっちには大阪取引所の商品に絞ってより具体的に書いてあります。


個人の人に関係ありそうなところをコメントしとくと

・現状午前5時半に終了しているナイトセッションが午前6時までに延長されます。
がんばり屋さんに朗報、早起きの人が参加できたりしますね。
モーサテが始まってもまだ先物が動いてるんですよ!
米国の冬時間期には米国株と引ける時間が同じになるという。

・指数オプション取引の開始時刻が8時45分に前倒しされ、先物と同時スタートになります。
先物の開始時刻が前倒しされた際に謎に取り残されてしまったオプション。
今回ようやく同時スタート出来ることになりました。
オプション勢の不満も解消しボロ儲けできますね!

・先物・オプションの寄りに気配復活
知らない人も多くなったと思いますが、今では前日終値からどんなに大きく乖離して始まろうとも即時に売買が開始される先物。
J-Gate導入前には気配とかあったんです。それが復活します。基準は3%以上。
ご丁寧にイメージ図を作ってくれてます。DCB発動イメージ/各商品のDCB値幅
みんな大好き(?)マザーズ先物も対象かつ3%なのでこちらではたまに発動するのが見られるんじゃないでしょうか。
個人的にはほぼ影響ないけれど旨味が少なくなる方向にはなるのかな。

・先物・オプションの引けの約定可能値幅の拡大
先物ザラ場引けするんじゃないのドキドキってする機会が減ります。

・その他
サーキット・ブレイクの基準とか制限値幅とかも少し変更されますが、現状ルールもしっかりはわかってないからあまり関係ないでしょうw
システムトレードとかしてる人はアップデートする必要あるかも。


明日引けてから制度要項更新されるだろうからそっち見れば書いてるかな。

【触ったやつ】
・3376 オンリー
・6630 ヤーマン
・7974 任天堂

【今日の出来事】
(株探より)
ディスコ---急落、前日の電話会議の内容受けて

新高値:188銘柄
新安値:34銘柄


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ETF分配金捻出売り

※9日にほぼほぼ書き終えて10日の場中にアップする予定でしたが、ゲームやら飲み会やらで忙しくて、季節外れの記事になってしまいましたが、データ見てて面白かったのと備忘録も兼ねてアップしました。

近年、騒がれるようになってきたETFの分配金捻出売り。

普段読ませてもらってる九条さんの2017年の該当記事(分配原資捻出のため3,000億円売却?|九条清隆 相場観と金融工学)を覗いてみると、追記部分に
配当権利発生
配当未収金計上
未収金分を先物ヘッジ
配当金受領未収金回収+先物ヘッジハズし
分配金支払い
この引用の上3つの行動が特に3末、9末に騒がれる「配当の再投資」ってやつです。現物が配当金分見かけの資産が減るので、指数との連動性を保つために先物を運用資産に組み入れるやつ。
で、下2つが「分配金の捻出売り」の行動。ただ九条さんはETFの商品性を誤解しているため、先物のヘッジ外しのみで現物は売られないと(少なくともこの時点では)思っているようです。そう思ってた時代が私にもありました。しかし実際にデータを見ると現物もしっかり売られてました。それについては後述します。

とりあえず、先物の組み入れ具合がポイントポイントでどうなってるかを見てみましょう。日興アセットマネジメントはETFの詳細な日次データを公開してくれていて例えば、1330 - 上場インデックスファンド225 (愛称:上場225)の日次データ(そんな愛称あったのか)が取得できます。このデータを用いて2018年の先物組入率の推移をグラフ化してみました。1330は先物と現物株の組み入れのみなので株式組入率はこの反対の動きをします。
1330

3末(3月28日)、9末(9月26日)に急上昇してます。これがいわゆる配当の再投資って言われるやつです。
で、7月頭(7月6日)の急落。これが分配金の捻出売り(実際には不要になった先物ポジションを外してる。)
その他、6月27日、8月29日、12月26日にも軽い上昇が見られます。これも配当再投資と見ていいでしょうか。逆に2月にそれが見られないのはなぜでしょうか。10月30日もちょっと上げてますがこれも???
5月末、11月末からの下げは各企業から配当金を受け取り、それを再投資(現物買い先物売り)している影響ですかね?12月の下げ方はまあまあえぐいですね。分配が近い6月と違って、12月は配当金に応じて先物売りの現物買いをするからでしょうか?とりあえず、先物でずっと代替し続けるわけじゃなく、配当が入ってきた分を現物に投資している時期があるようです。この再投資した分を、分配金出す時には売らないといけなくなるって事でしょうか。

2018年だけ特別な動きをされていると困るので、2017年の推移も見てみましたが概ね同様の動きでした。
1330_2

またTOPIX型である1308も見てみましたが概ね同じ。
1308


そんな感じでオペレーションしているみたいですが、今年もBloombergでETF分配金のための換金売りの記事

で、実際7月8日はどんな感じだったかというと、
※あとで訂正されていますが、1308の枚数が967枚ではなく2593枚。合計売り金額は1649億円です。

PCFの情報というのはJPXのサイトから取得できます。
存在は知ってましたけど、マジマジと見たのは今回が初めてです。
1308、1321、1330のETFについて7月5日と7月8日のPCF(日付を7/9に合わせて「ALL PCFs」を押すと7月8日引け時点でのPCFがダウンロードされるので注意。)を比較するとそのETFのアセットである先物と現物株の保有状況の変化がわかります。
※アップが遅れたために、その日のPCFはもう入手不可ですかね...。

アダム・スミス2世さんのデータに現物(8日の終値換算)も付け加えておきましょう。
  • 1321 0億円
  • 1308 460億円
  • 1330 440億円(75バスケット分)
1321と1330は同じ日経225型なんですが、片や先物外すだけで終わって、片や先物以上に現物を売っているという。会社による運用方法の違いなのか、今回だけなのか。来年も見ればわかりますかね。
この先物と現物の金額を足し合わせるとほぼ各ETF分配金の金額と一致しました。ありがとうございました。すっきり。例えば1330の詳細データを見てみると、
1口当り分配金:414円、口数:132689732口、分配金総額:549億円
先物売り110億円、現物売り440億円=550億円
(終値換算なので多少の誤差は許してね。)

記事のアップが遅れたので10日分も見てみましょう。

現物分(10日終値換算)は
  • 1306 415億円
  • 1305 319億円
  • 1320 258億円
1306は先物で1492億円に対しての415億円なので、さっきの1321みたいに完全に先物という訳ではないですが、先物を多めに売ってます。野村さんは社内で移し替えとか出来そうですしね。知らんけど。そう言えば8日も10日も最大の買い手さんが出動されてますな。
余談ですが、1306の方は9日時点でADワークスの新株予約権がアセットに組み入れられてます。1305の方は10日時点で初めて計上してます。(計算結果がおかしくて気づいた。)会社によって違ってくるもんなんですかねー。

上位3つで概算結果から、断トツトップである野村さんが先物を多めに売ったので、Bloombergの予想記事よりは先物が多く売られた感じになったでしょうか。

6月末の東証マザーズ指数解析

6月末に東証マザーズ指数基礎情報が更新されてましたが先週末に作業するの忘れてました。

ふと気づけば、そのJPXのサイトに月末時点での「東証マザーズ指数 浮動株調整後時価総額上位10位銘柄データ」なるもの(月末履歴も)が掲載されるようになりました。過去のブログと時価総額シェアの数字が微妙に異なりますが、少々計算間違い(指数の計算ではなく、時価総額シェアそのものの計算を。)してました。許してくださいw ランキングは大体あってるということで!

手元では月末にアップデート掛けますが、このシリーズ記事はお役御免だなと思い、公式サイトで発表されてる間はお休みします。

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